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Miyajima News

2010年7月17日

借りぐらしのアリエッティ 2.骨折の意味 3.二つの健康法

【2010年(平成22年)7月のコラム(その2)(第109号)】







1.借りぐらしのアリエッティ



 スタジオジブリの最新作『借りぐらしのアリエッティ』が今日(7/17)公開されるそうだ。

アニメ映画はあまり観ないのだが、“借りぐらし”という言葉が気になって、ちょっと調べてみた。

どうも原作はイギリスの児童文学作家メアリー・ノートンの「床下の小人たち」なのだそうで、

家の床の下にひっそりと住む小人の家族が、生活に必要なものはすべて上の人間たちの世界

から“借りてきて”知恵と工夫を働かせながら生活するという風景の中に、人間が住むこの世界も

すべて借りものであるというメッセージを込めているらしい。

たまたま僕も「誠一郎の哲学」の中に「人生は借りものである」なんてたいそうなことを書いて

いるが、そんなこともあって是非久しぶりに映画館に足を運んでみようと思っている。



2.骨折の“意味”



 5/14に右足を骨折して2ヶ月になる。「早いもので・・・」などとはとても言えないほど不便で、

しかも周りの人に大変な面倒をかけてしまった。今も半ギプスで固定しているおかげで、なんとか

松葉杖がなくてもゆっくりは歩けるようになったが、これが完治するまでにはまだまだかかり

そうである。骨折がこんなに大変なものだとは思わなかったが、私の先生の一人であるF先生が、

今回の骨折には「4つの意味」があるのだと教えてくださった。



ひとつめは、「足止め」の意味。すなわち、そんなに焦るな急ぐな、ちょっと待てという意味。

二つめは「人づかいの難しさ」を教える意味。すなわち、自分の手足となってくれる社員は、

命令一つでそう簡単に動くものではありませんよという意味。

三つ目は「足元を見よ」という意味。禅の言葉に「看脚下(かんきゃっか)」というのがあるが、

先も見なければならないが、常に足元を見失ってはいけないということ。

最後の四つ目は「我慢」を教える意味。すなわち「人の痛みを知れ」ということ。



どれも考えれば考えるほど、私にとって耳の痛いことばかりで、このことを忘れないためにも

このコラムに書かせてもらいました。



3.二つの健康法



(1)飲み物は噛め、食べ物は飲め



 マハトマ・ガンジーの名言で、「飲み物はすぐに飲み込まずに、噛みながらゆっくりと。

逆に食べ物は飲めるようになるほどゆっくりと噛んでから飲み込みなさい」という意味である。

これが食べ物をしっかりと味わい、しかもダイエットにも役立つ秘訣だそうである。



(2)流すのではなく、流れるようにする



 これは滋賀銀行の経営セミナーで講師を務めてくださった木村友泉(ゆうみ)さんに教えて

いただいたのだが、木村さんの健康法は「リンパ液」を如何に流れやすくしてやるかということの

一点に尽きる。私たちの生活は、OA機器の普及などでますますリンパが流れにくくなっており、

それが顔やお腹周りの浮腫み(むくみ)や様々な病気をもたらしているのだそうです。



 ここで大事なのは「流す」のではなく「流れるようにしてあげる」こと。すなわち「流れの妨げ」に

なっているようなものを取り去ってあげるだけで、リンパは自然に流れるようになる。決して

押したり引いたり、無理に流してはいけない。これはまさに、経営の極意ではないだろうか。

そう思って帰ってきました。木村ゆうみ先生、ありがとうございました。







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