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Miyajima News
2006年8月1日
花火
【H18年8月のコラム】
「誠一郎の哲学」に何度か登場する神戸の名門鍛造メーカ、岡本鉄工の前社長、岡本好弘氏から戴いた絵葉書の写真です。
震災後間もない平成9年夏、神戸祭りの花火を船の上から撮影された写真で、
「船の揺れを利用してわざと手ぶれで撮影したらこんな面白い写真になりました」というコメントがついていました。仕事でも趣味でも研究熱心な方だったなあと懐かしくなりました。
花火
実は僕には花火に関する思い出があまりない。
子供の頃、有名な岐阜の長良川の花火に連れて行ってもらったそうなのだが、なぜかまったく記憶にない。(お父さんお母さんゴメンナサイ)
数少ない花火の思い出の中で一番覚えていることといえば、学生時代、神戸のポートアイランドであった花火大会のことだと思う。
大学3年生の頃だったろうか・・・慣れない車を運転し、憧れの○○女子大学で一つ年下の女の子を連れてポートアイランドまで花火を観に行ったのである。
神戸100万ドルの夜景をバックに、海側から眺める数々の花火は、それはもう素晴らしい美しさで、海辺に停めた車の中からそれを見上げる僕たち二人は、最高の気分に浸っておりました。
本来なら、花火の後、その余韻を感じながらドライブでも・・・というところなのですが、そのコのお家は大変厳しいお家ですぐに帰らねばならないとのこと。
さあ帰ろうとしたのはいいのですが、なんとその頃のポートアイランドは陸地とのアクセスが神戸大橋1本しかなく、花火が終わった途端、ポーアイの至るところから橋の乗り口一箇所に集中するわけで、まったく車が動かなくなってしまったのです。
今なら携帯電話でお家に電話できるのですが、その時代はそれもできず、結局そのコのお家に送って
いけたのは夜中の2時を回っていたでしょうか。
橋を渡った時点で公衆電話からお家に電話を入れたものの、当然お家の方は心配して起きておられ、
えらい怒られたのを覚えています。
とはいえ、花火ほど日本の夏を彩るものはないでしょう。少し前の産経新聞に、東京の花火の会社で津久井火工の川上社長(35歳)の記事が載っていました。
津久井火工の関連URL https://www.hit-press.jp/kikaku/koujou/tsukui.html
川上社長は航空自衛隊や火薬を扱う建設現場に従事されたのち、27歳の時に弟子入りされ、2年前から社長を務められるようになったのですが、なんと社長が考え出されたアイデアが「花火でプロポーズ」だとのこと。
男性がプロポーズの言葉と同時に事前に打合せしておいたライトなどの合図を出すと、一斉に目の前に約300発もの花火が打ち上げられるという、まさにサプライズの企画で、プロポーズの成功率はほぼ100%を誇るとのお話でした。
バブルの頃、ヘリコプターで都内の上空をデートし、それをカードでスマートに支払うというカード会社のCMがありましたが、それとは少し違う、趣のある企画だなあと感心しました。
ちなみに僕のプロポーズは・・・と言えば忘れもしない昭和63年の夏、今の家内と富士山に登り、クタクタになって下りてきた時に「結婚しよう」と言ったら見事に「絶対にイヤです」と断られ、タイミングが悪すぎたと反省したことを思い出します。
どうも日本人には「夏の思い出」が似合うようです。
白いバラの中でくつろぐアマガエル
長女が携帯のカメラで撮影したもので画質は悪いですが、なんとも可愛らしい写真です。