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Miyajima News
2004年9月20日
かなしかった話・上海レポート
【H16年9月のコラム】
毎朝の通勤の道、近江鉄道多賀線の脇に咲く彼岸花
(2004.9.17撮影 CONTAX SL300RT)
(1)かなしかった話
先日娘が急にこんなことを訊いてきた。
「ねえねえ、お父さんの子供の頃にかなしかったことってある?」
誰だって嬉しいこともあれば悲しいこともある。
でも急に訊かれて、それも何十年も前の子供の頃のこととなると・・・。
でもひとつだけ、パッと浮かんだ悲しい思い出があったのです。
それは「凧揚げ」の話である。
僕が子供の頃、「ゲイラカイト」という、外国からやってきた物凄い凧が発売された。
どんな和製凧よりも速く高く揚がるやつだ。
今ではめずらしくもない、コウモリのような格好をしたその凧は、田舎の彦根にはなかなか発売されず、夢のような凧であった。
ところがある日、僕は見つけたのだ、近くのペットショップ兼雑貨屋さんに!
僕は貯めていたお小遣いを握り締め、弟と二人、飛んで買いに行った。
そして家に帰るや否や袋からその凧を出し、説明書通り紐を結んで家の裏の田んぼに出て行ったのです。
弟に言った。「ちゃんと持っとけよ!おにいが走ったらパッと離すんやぞ!」
夢にまで見たその瞬間・・・。
僕は紐の端を持って思いっきり走りました。
「さあ!」っと後ろを振り返ったその瞬間、無残にも「ゲイラカイト」は地面をズルズルと這って僕についてきていたのでした。
それは何度試してみても同じ結果でした。
僕と弟は・・・お互いの顔を見ることができないくらい、悲しかった。
説明書を何度読んでも原因が解らず、どうしてよいか途方に暮れていたその時、僕はあることを発見して唖然としたのです。
なんとその凧の袋には、
「ゲイラカイト」でなく、「ゲリラカイト」と書かれてあったのです。
僕は泣きそうになりながらさっき買った店まで自転車を飛ばしていき、おばちゃんに「こんなん、偽モンやんか!」と訴えました。でも、「僕の作り方が悪いんとちがう?」と言われてどうしようもありません。
この時の悲しかったことは一生忘れられないでしょう。
でも、もし僕があの時、それでもめげずに工夫して「ゲリラカイト」を本物の「ゲイラカイト」同様に改造できていたら、今のミヤジマは、もっと伸びていたかもしれないなあ・・・
と反省もする小生です。
(2)上海レポート
滋賀バルブ協同組合で上海の西、蘇州周辺のバルブメーカ3社を見学してきました。
工場の写真は掲載できないので最終日の上海観光の写真を何枚かご紹介します。上海はとにかく凄いです。(でも住むには・・・)
最高層ホテルグランドハイアット | 最上階バーからの夜景川の対岸は外灘(バンド) | テレビ塔からの眺めこの辺りが2010年万博予定地 |
メジャーな観光スポット豫園(よえん) | ご存知上海雑技団びっくりの一言 | 新天地エリアのバー人呼んで「上海の六本木」? |
空港と市内を結ぶリニアモーターカー(独製)綺麗だけど無愛想な乗務員さん 車内は3+3の6席掛け | 速度計はなんと431Km/h! |