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Miyajima News

2025年2月8日

ナメた子供は𠮟る。ナメた大人も𠮟る

  イチローと言えば誰もが知っている世界のスーパースターですが、「ナメた子供は叱る。ナメた大人も叱る。」というイチローさんの記事に心打たれました。

 イチローさんは行き過ぎたデータ偏重にある野球界に警告を発しつつ、「野球のおもしろさを後世に引き継いでいくにはどうすればよいか?」という問いに対し、「規制の多い日本では、一定世代以下はキャッチボールすら特殊なスキルになってしまった。アメリカでは今も野球は近くにあり、世代を超えて継承されているように見えます」と回答。

 つまりは野球のおもしろさを感じるのは「キャッチボールをするところから」なのに、「公園でキャッチボール禁止」とか「肩ができあがるまでは禁止」といった、すぐに規制をかける日本に疑問を投げかけておられるように私は感じました。

 加えて、高校世代に熱心に野球の指導をされているイチローさんに、「高校生と接する際、大事にされていることは?」と問うと、「さまざまな場面で「必要なことすら伝えられない」と嘆く先生や指導者たちの声を聞きます。野球を通じて、社会に出てからのきっかけになってくれればという思い。ナメた子供は叱る。ナメた大人も叱る」と回答。イチローさんらしい独特の表現ですが、私はとても共感してしまいました。

 当たり前ですが、相手を見下したり、バカにしたり、総じて「ナメて」かかることはよろしくありません。白虎隊で有名な会津藩には「ならぬことは ならぬものです」という代々伝わる有名な教えがありますが、人を「ナメて」かかることは、まさに「ならぬこと」だと思います。そこに理由はなく、あかんことはあかんのです。

 大事なことは相手をきちんとリスペクトすること。リスペクトもせず、ナメてる人には年齢関係なくイチローさんは「怒る」のではなく「叱る」と言っています。

 言葉遊びのようですが、「怒る」は自分のため、「叱る」は相手のため、と言われます。ナメてる人でも相手のことを思い、きちんと「叱れる」イチローさんは、さすが世界のスーパースターと感じました。

 凡人の私はナメられたら「怒り心頭」と思いますが、ナメられても「叱れる」人間になれるよう、今月も自分のコンフォートゾーンをぶち破りながら懸命に頑張りたいと思います。

株式会社ミヤジマ 代表取締役社長 宮嶋俊介

 

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