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Miyajima News

2025年1月6日

新年あけましておめでとうございます

 2025年は巳(蛇)年です。蛇、というと苦手な人が多いかもしれませんが、日本や中国のみならず、インド、古くはマヤ・アステカなどメソアメリカ文明でも神聖なものとして扱われてきました。

 また蛇は「金運上昇にご利益がある」「蛇の抜け殻を財布に入れるとよい」「財布を新しくするなら巳の日がよい」などという話を耳にしたことはないでしょうか。

 蛇がなぜ金運と関連づけられているかを調べると、蛇は脱皮をすることから「再生と繁栄」を象徴し、ゆえに巳年は新しいものが生まれ、それが金運や富に結びつき、結果、成長していく年と言われているようです。脱皮して、再生して、繁栄する。2025年は脱皮しまくって復活の年にしたいものです。

 さて、私が社長職を拝命してミヤジマで丸3年、東名鍛工で丸9年が経ちました。今では「利他の精神」などと偉そうなことを言っていますが、元々は「利他」ではなく「利己」の塊の男であり、社長になる器ではないと今でも思っています。でもこれも自分に課せられた使命と、皆さんの生きがいと幸せを追求するため、本当はYouTubeでもみるところを本を読み、早く帰宅して愛犬に癒されたいところを勉強会にも参加し…無茶苦茶低いレベルの話ばかり言ってますね。必死に勉強している経営者からしたら「なんじゃそりゃ」とあきれられることばかり言ってますが、自分なりに、社長とは、経営とはなんぞや、を学んできました。

 でも中々結果が伴っていませんので、現時点としては「大したことない男」なのだと思っていますが、そんな大したことない私に、いつも温かく、いつもお手紙をいただき、ときには直接電話もいただきながら、叱咤激励してくれたタニサケの松岡会長が昨年12月、80歳でご逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。

 松岡会長からは、本当にとても多くのことを学ばせてもらいました。数えればキリがないですが、中でも私が印象に残っていることをいくつか紹介させてもらいます。

【人に喜んでもらうことをする】

自分の時間を人のために使い、人に喜んでもらうことを実践する。そうすることで人は成長し、心の偏差値が上がる。すると周りも自分を助けてくれる。いつも笑顔を絶やさず、明るい挨拶を続ける。凡事徹底。利益ばかりを追求するのではなく、社員の幸せを追求する。

【やり始めたことは絶対に続ける】

一度、私が忙しさにかまけて「社内報の発行を一旦中止しようと思う」とご相談したときは大変なお叱りを受け「あんたを見損なったわ。一流になりたければ絶対続けなさい。続けているとそれはいつか本物になる」と言われたことは忘れることはできません。

【耐えて待つ、言わずに待つ】

これは2019年10月に一緒に熊本までご一緒した帰りの新幹線で、私にいただいた言葉です。松岡会長は多くの書籍を書いておられますが、この言葉はどこにも載っておらず、私のためだけにいただいた言葉ととても嬉しく思っています。

背中をみて気付いてもらえる社長となれるよう2025年も精進してまいります。本年もよろしくお願いします。

株式会社ミヤジマ 代表取締役社長 宮嶋俊介

 

2019年10月28日大阪松岡会研修旅行にて (向かって右から4番目が松岡会長)

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