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Miyajima News

2015年8月1日

錦織圭選手のすごさ

【H27年(2015年)8月のコラム(第176号)】



1.錦織圭選手のすごさ







先日テレビのスポーツニュースを観ていたら、「世界のテニスプレーヤー」錦織圭選手が

小学校時代に書いた色紙を紹介していました。







なんとそこに書かれた言葉は、「この命、どう使う!」というものです。

12歳の少年がこんな言葉を書くのか!?と本当に驚きました。

神様から、親からもらったこの大切な命を、自分はどう使うのか!?

錦織選手は「その頃からテニスに悩んで病んでたのかな?」と照れていましたが、

自分は命懸けでテニスに打込むぞ!という覚悟がひしひしと伝わってきます。



実はこれは、空海が1200年前に開いた真言宗高野山の真髄と同じなのです。







これは高野山総本山金剛峰寺の教学部長をしておられる小籔実英先生から

いただいた詩画ですが、「生かせいのち」という一言に空海の教えがすべて

込められているのです、と先生がおっしゃっていました。



錦織選手は、わずか12歳にして、かの弘法大師、空海の悟りを得ていた。

そう思うと、今の活躍も納得がいきますね。



僕は孔子の「三十にして立ち、四十にして惑わず、五十にして天命を知る」

という言葉が好きです。



自分は凡人ですから錦織選手の足元にも及びませんが、五十にしてようやく

「鍛造屋で生きる」という天命を知ったように思います。



とはいえ、自分は「鍛造屋」としてまだまだ未熟者です。

業界の先人たちが築いてこられた技術をもっと深く学び、自社の鍛造に生かし、

日本のモノづくりに貢献できるよい鍛造屋に、一歩でも近づきたいと思います。





静岡市清水区、「日本平ホテル」からの眺め (7月31日)



今年の1月から東名鍛工の仕事を引き継ぎましたが、初めて駅と会社以外の

場所を訪れることができました。冬の晴れた日には目の前に雄大な富士が見え、

「これぞ日本一!」という絶景なのだそうです(*^_^*)

└誠一郎のコラム