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Miyajima News
2012年3月31日
Drifting Japan(漂流する日本) 2.ABCラジオに出演します!
【H24年(2012年)4月のコラム(第135号)】
「Shipwreck (難破船)」 / William Turner(英)
1.Drifting Japan(漂流する日本)
今に始まったことではないが、日本の政治が定まらない。
首相は日替わり弁当のように替わるし、閣僚は情けない発言をしてすぐに辞任させられる。
政党の中でさえも派閥が割れて、離脱だ新たな連立だと騒ぎ立てる。
まるで日本全体が「漂流」しているようである。
僕は政治のことはあまり書きたくないのだけれど、今回は「組織」という意味で
思うことを少しだけ書いてみたい。
なぜ日本は今こんななのだろうか?
僕は一言でいえば「ビジョンの欠如」ということに尽きると思う。
「日本をこういう国にする」というものが全く見えない。
それは「シンプル」なものでなくてはならない。そして繰り返し繰り返し、随所で説明され、
国民全体が「共有」できるものでなくてはならない。
「国でなくてはできないこと」には、経済、財政、福祉、インフラ整備、外交、防衛、教育、
科学技術、地球環境対策などがあるが、それぞれに省庁があって立派な官僚の方々が
素晴らしい施策を立てられている。
しかし、それらのすべてに「貫通」しているビジョンがあるのか?
そこが問題だと思う。
ビジョンがはっきりしていないと、「目的」と「手段」の混同ということがよく起こる。
例えば、消費税の問題である。
ニュースを見ていると、まるで消費税を上げることが「目的」であるような議論が
されているように思えてならない。そんなことは百も承知と言われるだろうけれども、
消費税を上げることは国家財政を健全化させるための「手段」なのである。
日本の財政は長年ずっと外貨を稼いできた貿易収支が赤字に転じ、人口減少・高齢化によって
稼ぐ人が減って年金を受け取る人ばかりになり、まさに「どないすんねん?」という状態にある。
しかもこれは「待ったなし」である。
だからこそシンプルに考える。
すなわち「収入を増やして支出を減らす」ことを順番にではなく一気呵成にやる。
増税と仕分けを一挙にやるのである。いちいち細かいことを言っていたら進まない。
財政が健全化したらまた戻せばよい。
とにかく誰かが強力なリーダーシップをとって強引にやらなければダメだ。
だからこそ明確なビジョンが必要なのである。
これは企業も同じだ。
トップは明確なビジョンを示し、その実行のため「命懸け」でなくてはならない。
2.ABCラジオに出演します!
「関西経済を熱くするラジオ番組」ABCラジオの「谷敦のジャスト・フォア・ユー」に出演します。
これはフィナンシャルプランナーの谷敦(たに あつ)さんが、関西で元気にがんばっている
社長さんとかに出演してもらって、関西経済を明るくしようという素晴らしい取り組みでされて
いる番組で、ご縁があって出演させていただくことになりました。
放送は ABCラジオ(1008khz) 4月9日(月)18:35から18:50の15分間です。
是非お聴きください。
またラジオとほぼ同じ内容の映像がYoutubeからご覧いただけます。こちらもご覧下さい。
谷敦のジャスト・フォア・ユー https://ameblo.jp/jfy-radio/