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Miyajima News
2011年12月13日
無事
【H23年(2011年)12月のコラム・その2(第131号)】
京都「いまむら」さんにて
1.無事
今年もいよいよ残り少なくなってきましたね。
先日お伺いしたお店のカウンターに、とてもよい掛け軸がありました。
「無事」
大徳寺の住職さんの書で、毎年12月になると掛けられるそうです。
昔福井の先輩社長さんに
「人にとって一番の幸せは、贅沢でも名誉でもない、無事ということだよ」
と教えていただいたことがあります。
でも、「無事」であることが、実はどれだけ難しいことか・・・。
僕はいつも会社でこう言っています。
「無事は“何もしない”ことからは生まれない。無事というものはいろいろなことを心配し、
そうならないように“積極的な行動”を起こしてはじめて得られるものである」と。
まだまだ“穴だらけ”かもしれませんが、今年も自分なりにいろいろな取り組みを
前向きにやってきたつもりです。そのおかげかどうか、今年も無事に終えられそうです。
もちろん油断は永遠に禁物ですが、そういう緊張の糸を解けない中にあっても、
日々「無事」ということは本当に有難いことだなあと沁み沁み思う。
年末年始、皆様のご多幸を心よりお祈りし、今年のコラムを終わります。
今年一年間、ありがとうございました。
京都国際会館「宝ヶ池」の風景 2012.12.12
来年がみなさんにとってよい年でありますように
└誠一郎のコラム