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Miyajima News
2007年10月29日
直球勝負
【H19年10月のコラム(第73号)】
琵琶湖の畔の池に咲いていた布袋草(布袋葵)
(携帯で撮影したので写りは悪いですが、とても綺麗な色でした)
1.直球勝負
もう7年も前のことになるが、2000年にドイツ・ベルリンまで国際バルブ展覧会を見にいった。
その時のことがきっかけで、あるバルブメーカさんより弁棒の鍛造から機械加工まで一式を任せていただけるようになったのだが、その見積価格を出すにあたって、客先の生産本部長(現在の社長)さんから言われたひとことが
「直球勝負でお願いしますよ!」という言葉であった。
その言葉を聞いて、「よし、一切駆引きなしで真正面から交渉しよう」と思ったのだが、その時のことは、なぜか今でも非常に強く印象に残っている。
「直球勝負!」・・・実にいい言葉だと思う。
人間いつもかも直球では相手に手の内を見透かされてしまう心配もあるが、ここぞというときには、
やはり変化球や敬遠ではなく、自分の持ち得る全力を込めた“直球”で勝負したいものである。
以来私は、なにか問題にぶつかった時、悩んだ時には必ず「直球勝負」という一言を思い出し、
真正面から取り組むように心がけている。
しかし、人間というものは、実は「直球勝負」はある意味怖いものだと思う。
「まっすぐ投げたらスコーンと打たれるのではないか・・・」という心配が起こり、ついカーブやフォークなどの「変化球」もしくは「敬遠」に逃げてしまいがちである。
(※もちろん変化球や敬遠が大事なときもありますので、あくまでも“考え方”です)
ではどうすればいいのか?
それは、普段から「できるだけ直球を投げるスタイル」をつくっておくことだと思う。
「直球勝負」・・・。
先月の重油事故からひと月半が経ち、ふと思い出した言葉です。
(H19.10.27記)
《おまけ》
コラムとは全然関係ないですが・・・
巨人の星」星飛馬の絵を探していたら、なぜか偶然みつけた看板の写真です。
「変な看板」というサイトでしたが、受験生には本当に恐ろしい看板ですね!(^_^;)
しかし「すべるぞ」→「すべるぞ」→「ほんとにすべるぞ」・・・
実は「ほんとに親切な看板」だといえると思います。
https://www.arakawas.sakura.ne.jp/backn001/tourinfo/tourinfo.html