新着情報
Miyajima News
2006年11月20日
真似も三年続ければ本物
【H18年11月のコラム】
沖縄の守り神「シーサー」ですが、こんな楽しいのを見つけました。
真似も三年続ければ本物
仕事柄、あちこちの会社を訪問することが多い。
僕はすぐ感動してしまう性質なので、そこの会社で見たこと、お聞きしたこと、心に残ったことはすぐ手帳に書き留めるように心掛けているのですが、いざそれを自分で実行するとなると、なかなかできないものです。
でも、それをしなければ、何のために見たのか?聞いたのか?
「こんなことゆうてはった。こんなことしてはった。よそはスゴイでー。」
そんな「評論家」や「耳年増」にはなりたくないものです。
でもまるっきり人真似というのもどうかな・・・と思わなくもありません。
しかし、先日ある会社の女性社長さんがこんなことをおっしゃっていました。
「最初は丸っきり人の真似でいいのよ。人真似も三年続ければ本物になるから!」と。
単純な私は「そや、真似でええがな?」と思って最近色々なことをしてみました。
今回はその一例をご紹介します。
1.工場にも番地付けを
年賀状をアルバイトのコでもちゃんと届けられるのはまさに「番地」があるからですよね。
では皆さんの会社(工場)はいかがでしょう?先述の女性社長さんの会社には綺麗に番地のカンバンがついていました。「これはいい!」と思ってすぐに看板屋さんにお願いして工場の柱のスパン順に番地表示をつけてもらいました。
これなら「これを第2工場のA—5番地に置いて来て下さい」というように明確な指示ができますよね。すぐには効果は出ないかも知れませんが、役に立ってくれたらいいなあと思います。
2.ヘルメット置場に顔写真
弊社の工場に入口にはヘルメット置場があります。
現場が手作りで作ってくれたので、決して綺麗なものではないのですが、他社でヘルメット置場に顔写真が貼ってあるのを見て「これもいいな!」と思ってすぐにウチも取り入れました。
写真を撮ったのは営業グループ主任で弟の俊介ですが、みんなの実にいい表情を撮ってくれました。
(僕だと絶対にこういう写真は撮れましぇん!)
お客様からは「見たらすぐわかるだけでなく、現場の皆さんの一人一人の心が伝わってくるようだ」と褒めていただきました(^_^)
3.いらっしゃいませボード
訪問した会社では、よくイタリアンレストランの入口なんかに立ててある木枠の黒板に、チョークで上手なイラストを添えて「○○様 いらっしゃいませ!」と書いてありました。
ここまでやるのは大変だなーと思ったので、すぐにホームセンターに行って数百円で小さなホワイトボードを買ってきて玄関にぶら下げました。
遠方からわざわざ時間と費用をかけて弊社にお越しくださったお客様への、わずかながらの感謝の気持ちです。
中には「なんか照れますね?」とおっしゃる方もおられますが、今のところ怒った人はいないのでよかったのかなと思っています(^_^)
4.親孝行手当
こんな名前の手当を出しておられる会社が岐阜県にあるんですよ!
社員さんに対し、「みなさん、年に一度くらいは親孝行をして下さい」という気持ちで年1回、決算の月に
全員に1万円ずつ支給されていたのです。
もちろんこんなことは利益が出ている会社でないとなかなかできないことですが、「素晴らしい!」と感激してしまった私は、すぐに「親孝行手当」を始めることにしました。
ただし、出す時期が少し違います。
社員が誕生日を迎える月に出すことにしたのです。
誕生日ならだれでも必ず年に1回はあって公平ですし、一度に何十万円ものお金は出ません。
それと昔、「サヨナラ、サヨナラ」で有名な映画評論家の故 淀川長治さんが「生死半々」という本の中で
「誕生日という日は、実はまわりからお祝いしてもらう日ではなく、その歳まで元気に暮らしてこれたのは、健康に産んでくれたご両親のおかげだと、感謝する日なのですよ」と書いておられたのを思い出したのです。
始めてしまった以上はやめられませんし、言い出しっぺの自分こそ親孝行をせねば・・・
というプレッシャーもあります。おっと自分は今月11月生まれでした(^_^;)
さてさて、オラは何をするべや????
※ちなみにさすがに私には「親孝行手当」は出せませんわ?(>_<)
大好きな武者小路実篤の「日々是好日」の額
上手じゃないけど、なんともいえない味がグッド。京都鉄斎堂にて