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Miyajima News
2006年7月4日
ジョークの大切さ
【H18年7月のコラム】
ジョークの大切さ
本田宗一郎の「俺の考え」という本が好きである。
200頁ほどの薄い本なので出張の時など、さっとカバンに入れて持って行くことが多い。おかげで写真のようにボロボロになってしまったが、たまに読んで、毎回感じることが「本田さんは、本当に仕事を楽しんでいたんだなあ」ということです。
なかでも「人づくりは『ジョーク』から」という章があって、そこが好きである。
少し紹介させていただきますと・・・
「日本人に欠けているものにウィットがある。テレビで時代劇を見ていると『左様。然らば。御免』とこうくる。まったく四角ばった言葉だ。西部劇をみていると、悪党だって名せりふを残して消えるところ、すばらしいじゃないか。」
「ジョークというのはアイデアである。しょっちゅう言いつけているとすらすら出てくる。
一つの訓練である。だから私は、小学校から大学までずっとジョークだけを専門に教える先生がいると、学校というものが楽しくなると思う。親が、学校へ行け、学校へ行けと言わなくても、子供は自分から行くようになるのじゃないか。」
「ジョークというものは実にむずかしい。そのときの雰囲気とチャンスをつかまなければならない。
ふっとそこだけに存在するもので、他には存在しない。
そのタイミングをはずしたらジョークは成り立たない。だから非常にデリケートなものである。」
「私のように仕事が好きで、むきになって仕事をやっていて、これでお釈迦さまみたいにご清潔であったなら、うちの連中だって行き詰まって、ついてこれないが、私と専務が漫才師みたいなことを言って、締めるところはきちっと締めるから、みんな安心して平等感を味わってくれている。
自分ながらこれだけは誇りにできると思う。
私はお釈迦さまみたいにりっぱにならなくてよかったと思う。」
・・・こんな感じで書かれています。
本田さんの言葉を紹介したら、もう僕の書くことはなくなってしまいました(^_^;)
でもほんと、同じ一生、みんなそれぞれに大変なことはあって当然なのですから、難しい顔ばかりせずに、「ジョーク」や「笑い」のある毎日を送りたいものです。
弊社も会社のあちこちで笑い声が聞こえる・・・だけど仕事はキッチリできている・・・
そんな会社にしていきたいなあと思います。
私の大好きな酒、新潟の「八海山」の蔵元が発行されている「魚沼へ」
創刊号の表紙の写真です。最高の笑顔でしょ!?
こんな笑顔で酒を飲んだら美味い酒がなおさら美味いです!