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【Ｈ１７年１１月のコラム】

琵琶湖の湖周道路　大中のあたりに咲いていたコスモス
開き直り（もしくは潔さ）
ある人が昔僕にこう訊いたことがある。
「宮嶋君、いい女っていうのはどういうのをいうと思う？」
美人・才女・優しさ・・・そんな月並みなことを訊いているのではないだろうなあと思い、「人によって違いますから一言ではいえませんねぇ」と誤魔化した後にその人が言った答えにはびっくりした。
「あんな、俺にとってええ女っていうのはな、俺の言うことを聞いてくれる女なんや。
どんなべっぴんでも俺のこと見向きもしてくれん女はただの美人。
それよりも少々べっぴんやなくても、会いたいゆうたら時間を作ってくれ、わざわざ遠くから迎えに来てくれる女がええ女なんや」
これを読まれた女性は「女性蔑視も甚だしい！」とお怒りになるかもしれません。
でもその時自分は「なるほど、それなりに名言である」と感心したものです。
先日も久しぶりにその方と飲む機会がありました。その人は人の好き嫌いがはっきりしていて「嫌いな奴とは飲まん」というような方ですが、実は結構思いやりもあり、大好きな人です。
その時も相変わらずの「人生論」を講じておられましたが、やはり上述の言葉に通ずるお話をされておられ、ふと昔聞いた「ええ女っていうのはな・・・」という話を思い出した次第です。
この話と仕事とを較べることはいかがなものか・・・とも思いますが、僕が仕事の姿勢で第一に考えていることに
「強い願望を心に抱く」「念ずれば花開く」ということがあります。
夢・目標を達成するためには、石に噛り付いてでもという熱意・執念が大切ですが、それが「グチグチ　ねちっこい　くどい」になってしまうと嫌われます。
徹底的なこだわりを持つ部分と、逆に徹底的にあっさりする部分、これを共存させることは、実はとても大事なことかもしれません。

久しぶりの１泊旅行で鳥取県倉吉市の（株）明治製作所さんに行ってきました。
日本有数の鍛造メーカで、なんと１３年前の９２年９月に業界初でＴＰＭに取り組まれ、現場改善、人材育成の集大成ともいえる素晴らしい工場でした。
前列中央は社長の齋木憲久氏です。大変お世話になり、ありがとうございました。