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Miyajima News
2005年7月20日
あせるな
【H17年7月のコラム】
石仏(旧愛東町) 写真 前田伸一氏(J.P.S)
あせるな
先日、不思議なことがあった。
私は毎月、月初めには会社のすぐ近くにある多賀大社にお参りしています。
大体は「先月も無事過ごすことができました。ありがとうございました。」
と感謝の気持ちをお祈りしているのですが、今月の初めはなんと私の心にこんな言葉が聞こえてきました。
「あせらなくていいぞ。じっくりやりなさい。」と。
「ふ?ん・・・?」と思いながら帰りにおみくじ(※1)を引いたら、なんとそこにも
「何事も急にする時は吉事変じて不吉となり却って難儀に逢う・・・すべて熟するを待て・・・云々」
と書かれているではありませんか。
これってホントにイザナギノミコト様のお言葉では・・・?
などとすぐその気になる自分の単純さを恥じつつも、そういえば最近の私、いろいろとあせりすぎてはいなかったか。
今年5月のコラムにも書きましたが、賞を戴いたり講師を依頼されたりして調子に乗ってはいけない、と自戒する面があると同時に、「だからこそもっとがんばらなあかん」と心急く自分があったように思います。
余談ですが、5、6月のコラムを読んだO先輩から「宮嶋はん、なにもわざわざ悩まんでも、悩まなあかんときは放っておいても来るがな?」と変な(?)励ましのコメントを頂いたこともあります。
「現在の姿は、過去数年間の努力の結果」
と言われます。今現在の順境に感謝の心は持ちつつも、それは過去の結果だということを忘れずに、「いま・ここ・じぶん」を一所懸命すごしたいと思います。
※1:多賀大社のおみくじには「大吉」とか「凶」とかいう「判定」がありません。
頭に意味深そうな和歌があり、「う?ん、どんな意味かいな?」と考えながら次に進むと、上述のような親切かつ少々難解な説明が続きます。
多賀大社権宮司の藤村さんは「うちのおみくじは、木とかに結ばずにできれば持って帰ってもらって、何度も読んでいただきたいんです」と仰っていました。
ご参拝の方は是非お試しください。ちなみに200円也。
6/11〜15の5日間、業界関係の展示会見学という「言い訳」のもと、初めてサンフランシスコに行ってきました。
とても空気が澄んでいて、住みやすそうなところでした。
坂の町とは聞いていましたが、まさにその通り。右下写真のような坂が至るところにあります。
でもやはり港町というのはいいですね。自分は好きです。