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Miyajima News

2002年6月28日

これからの生きる道は『こだわり』

【平成14年6月のコラム】
これからの生きる道は『こだわり』
あじさい1
早いもので6月ももう終り、今年前半が終わることになります。
サッカーのワールドカップではないですが、前半負けていても、後半で起死回生の大逆転!という「希望の光」があればいいのですが、低迷する日本経済、まだまだ出口は見えません。
今回はそんな中で生き残って行くにはどうしたらいいのか、自分なりの考えを書いてみます。
私の友人で変な人がいて、シャープペンシルの「芯」は絶対に3本、と決めている人がいます。
なぜそんなことにこだわるのかというと、1本少なくても多くても、妙にバランスが悪く、ひらめきも筆の進みもパッとしないからなのだそうです。
だから1本の芯が無くなると又1本だけ補充して、常に中には3本の芯が入っているようにされているのですが、細かくはあまり追求しないこととして、実際その人の発想はいつも面白く、感動させられることが多いのです。
またその人の友人で、長野県の飯田市で「のんび荘」という変な名前の蕎麦屋をやっている人がいるそうです。その人は元々名古屋の人で、飯田市に行った時に見た古い家に強く心をひかれ、これまた相当変わり者の家の持ち主にしつこく交渉の末に念願の家を譲り受け、そこを改造して本格的な蕎麦屋をやっておられるとのこと。
鶏など放し飼いのままで、店の名前の通り「のんびり」。
そこが評判で、飯田市の名物にもなっているとのことなのです。
私はこの「こだわり」こそ、これからの私たち日本人に大切なものなのではないかと思うのです。
とにかく何か1つ、1ヶ所でいい、「ウチはここだけはこだわっているんや!」といえるものがある「ものづくり」をすることが大事ではないでしょうか。
ということで、小生なりの「こだわり」を考えてみたいと思う梅雨の日の昨今であります。 
再見!
あじさい2
雨に濡れてうつくしい事務所裏の紫陽花

└誠一郎のコラム