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Miyajima News

2002年5月22日

社長交代ほやほや一ヶ月記・祝婚歌

【平成14年5月のコラム】

(1)社長交代ほやほや一ヶ月記

早いもので5月も22日を迎えました。本日は友引吉日です。
4月1日付けで社長を交代し、どう変わったか?とよく人から訊かれます。でも、正直申し上げて人間そう簡単に変わるものではありません。相変わらずバタバタの毎日です。

そんな毎日、気持ちの中で心掛けるようになったことを敢えて言うとすれば次の二つでしょうか。

 1.まずは「健康」に気を付ける。
   ストレスを翌日に持ち越さない。
 2.物をよく見、人の話を出来るだけ聴くように心掛ける。
   「目・耳ふたつに口ひとつ」と申します。
   自分がひとつしゃべるなら、その倍くらいは見、聞くこと
   が大事だと思いながら、実はなかなか難しい・・・。

(2)祝婚歌

皆さん、「祝婚歌」という詩をご存知ですか?
吉野弘という方の作ですが、私がこの詩を初めて知ったのは、昨年7月、当社に勤めていてくれた女性の結婚披露宴で、新婦の知人の方が御祝いの言葉として朗読された時です。
とてもいい詩だなあと感動して彼女(新婦さん)に話しましたところ、親切にも後日、自分でワープロを打って僕に送ってくれました。(ありがとう!)
この春に亡くなった名アナウンサーの高橋圭三氏もこの詩が大好きだったそうで、ご葬儀でもご紹介されていました。
皆さんのご参考になれば幸いです。

祝婚歌」 作:吉野弘

二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい

完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい

二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい

互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで疑わしくなるほうがいい

正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい

立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい

健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと胸が熱くなる
そんな日があってもいい

そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい

ではまた来月。再見!

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