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Miyajima News

2000年12月11日

事務所玄関前に「大砲」のモニュメント設置

【 事務所玄関前に「大砲」のモニュメント設置 】 2000年12月
戦後、昭和20年代にバルブ「弁棒」の鍛造を始めた当社には、やはり十分な資金がありませんでした。
しかし、鍛造機には大きな成形の力を支えるためのどっしりとした金床(アンビル)が欠かせないため、
砲身(大砲の筒)など、軍の払い下げの鉄塊を買ってきては、それを使って機械を作ったそうです。
その内の一つがスクラップにすることもできずに残っていましたので、21世紀の始まりを迎える記念にと、事務所前に設置しました。
大砲1 設置記念
事務所入口に立てた大砲と、その根元部分にある刻印を拡大した銘盤
この砲身は大正2年製で、広島呉海軍工廠のなんと「第壱号砲」の刻印が彫ってあります。
重量は6.2屯と刻印があるので、相当長い大砲であったと思います。
(今立っている根元の部分だけで2.5屯あります)
内部の螺旋が刻んである部分と、外部の鋳鋼の部分とは「焼ばめ」がしてあり、当時の日本海軍の技術の高さが想像できます。
大砲2 大砲3
先端からは内部に螺旋(らせん)が切られているのがわかります
★ もし、この大砲について詳しい方がおられましたら、 是非ご一報ください★

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